小川 一成

さくらの花びらには山の神が宿る

おだやかに ゆるやかに

日本の春は やってきました

桜の花の あわい色とともに

消えて行く 鐘の音

やがて桜は 花ふぶきになって散り

春は 去っていく

桜には山の神が

その花びらに宿るという

散って田に下り稲作を守り

秋の収穫祭でまた山に送り返される

散る桜が美しいのは

神が降りてくるからなのか

目の前にひとひらの花びらが舞う

つかの間の春

さくらの花びらには山の神が宿るの写真 1
さくらの花びらには山の神が宿るの写真 2

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