語り継ぐ日本の歴史 そのⅠ
「語り継ぐ日本の歴史」の中で浅利慶太は次のように書いている。
「浅利先生はこれらの作品を通じて、戦争反対を訴えていらっしゃるのですか」と訊ねる若い俳優がいたので困った。
私は戦争なら何でも反対というような、単純な反対論者ではない。
人間の歴史の中には、戦わなければならない戦争もある。
外国が我々の国土を軍事占領し、民族を隷属させようとしたらどうだろう。
当然、武器を取って立ち上がり、家族を、民族を、祖国を護るために戦う。
侵略者を撃退し、二度とそうした事態を招かないようにしなければならない。
そのためには、命も捨てる。これは、私自身が「日本人」であるための、最低の覚悟だと思っている。