何が国益かを知らなければならない
何が国益かを国民として知らなければならない。藤岡先生シェアさせて頂きます。
川口順子参議院環境委員長の解任決議に関して、高村正彦副総裁の記者懇談における冒頭発言が、自民党の政策担当者・田村重信氏のブログに掲載されていました。以下に転載させていただきます。(以下、引用)
《川口順子参議院環境委員長の解任決議の件ですが、‘ガラパゴス島の政治’と揶揄される日本の政治を象徴するような事案だと思います。
事の顛末を簡単に言いますと、中国で国際会議があって、その発起人の一人である川口さんが、参議院の了解を得て23,24日に中国に行きました。
ところが、その一番大事な中国の外交を統括する国務委員である楊潔?さんが25日の朝に会うという話になったので、川口さんの方から自民党国対に「25日まで延長してもらえないか」という申し出をした。
国益上大切だからということで、自民党参議院国対としては、野党に了解を得るように話しかけるということでした。
24日のうちに帰る...ということであれば、2時半ごろまでに北京を離れなければならないということで、まだ野党の方から了解を得られたという返事はなかったそうです
が、当然国益上重要なことだから了解を得られると考えたんだろうと思いますが、延長することにして、現実に楊潔?さんと複数の方と会談することにしました。
今までの会議の流れから言って、日中関係というのが主題となっていたわけでありますから、楊潔?国務委員の方から中国側の一方的なメッセージだけが流されたら反論もしなければならないということで、川口さんが残ったということであります。
私はこの件について野党側に3つの誤りがあると思います。
まず第一に、明らかに国益上重要なことであるにもかかわらず、一日滞在を延ばす許可に反対した。
こういうことが第一の誤り。
第二に、川口さんが帰ってこなかったから委員会が流れたということになっていますが、川口さんがいなくても理事を代理に委員長として立てて開会することは可能であったわけであります。
それを開かせないようにしたのは野党でありますから、川口さんが帰ってこなかった為委員会が開けなかったかの如く言うのは、第二の誤り。
第三の誤りは、今、日中間が色々ある中で、中国側から一方的なメッセージを発せられることは外交上問題があるわけで、それに対応するために残ったという国益と委員会を開けなかった国益とどっちが重いのか。
委員会を開こうと思えば、委員長の代理を立てて開くことができたのに開かなかったので、もし代理を立てて開いていれば、それで失われる国益はほとんど0に近い。
わずか5分間の趣旨説明の間、たまたま川口さんが座っていないというだけで失う国益はほとんど0に近い。
仮に開けなかったとしても、それで失う国益と、中国から一方的な日中間のことについてのメッセージが発せられて、各国から首相経験者や外相経験者、あるいは有力なオピニオンリーダーが来ているところにそれだけが発せられ伝わることで失う国益と、どちらが影響が大きいのか、これは火を見るように明らかだと思います。
私たち法律を学ぶ中で最も先に学ぶ事のうち、‘義務の衝突’というのがあります。
‘義務の衝突’があった時はどっちの義務が重いのか、比較考量して決まるというのは当たり前のことであります。
それを今度の野党の人達は、中国において一日滞在したことによって守られた国益は問題にせず、委員長が帰ってこなかったということだけを問題にする。
‘義務の衝突’が起きた場合、どうやってそれがいいのか悪いのかを決めるイロハを御存じない。これはまた大変な話だと思います。
3つの誤りを犯した野党の人達が、日本の国益を守った川口さんを裁くということはとんでもないと思いますが、現実に参議院では多数の野党の中で裁かれるということになりかねない状況です。
こういう状況は主権者たる国民が、近く行われるべき参議院選挙で、日本の国会がこれ以上ガラパゴス島化することないように、しっかりと正してもらいたいと思っています。》