茨城県議 小川一成のウェブマガジン

(株)明治 守谷工場 誕生秘話(1/2)

守谷の土地を
足立区が買う?

(株)明治 守谷工場(株)明治 守谷工場

先日、(株)明治が守谷工場のヨーグルト生産ラインを約2倍に増強すると発表しました。今後ますますの発展が期待される(株)明治 守谷工場。
しかし約20年前に、守谷工場の土地は足立区の総合グラウンド施設になっていた可能性があったのです。

明治乳業(株)守谷工場及び、みるく館は、1998年(平成10年)6月に操業を開始。 その後、2011年(平成23年)に『株式会社 明治』に商号変更。 守谷工場では牛乳、飲料、ヨーグルトを製造し、みるく館では牛乳について学べる工場見学が人気です。

以下の話は小川一成が守谷町議に初当選してから3年後、平成2,3年頃になります。

もともと今の守谷工場の土地は、競走馬組合が持っていました。競走馬を育てる計画で購入した土地でしたが、当時の景気動向もあり、その計画を断念したのです。

(株)明治 守谷工場 地図

競走馬組合は守谷町に「土地を売りたい」と話を持ちかけましたが、当時の守谷にはお金の余裕がなく、土地を買うには至りませんでした。

そこに「土地が欲しい」と手を挙げたのが東京都足立区役所。
「総合グランドが欲しい」と、毎年のように区民から要望を受けていたので、広くて安い土地を探すことが当時の足立区の行政課題でした。

足立区から守谷まで常磐高速で約20分。
立地や土地取得費用を他県と比べても、守谷の方が良かったのでしょう。その年の12月、足立区役所は約14億の補正予算を組み、土地購入が決定しました。もちろん当時の守谷町 大和田町長に事前報告はしていたようです。

時を同じくして、私を含む守谷町議1期生の耳にも、
『足立区役所が守谷町の土地購入』の話が入ってきました。(続く)


次回
(株)明治 守谷工場 誕生秘話(2/2)

それはあんめよ。立ち上がる町議1期生

「足立区役所に売っては税収がゼロ、週末に区民がテニスをする姿を、守谷町民は指くわえて見てんのか?」